土壌は、人の生活及び経済活動の基盤である土地を構成しており、物質の循環や生態系維持の要としても重要な役割を果たしてます。
その土壌が汚染されると、

�@ 汚染土壌が直接摂取される
�A 地下水に影響をあたえる
�B そこで生育した農作物が摂取される

などが原因となり、人の健康や生活環境に影響を及ぼします。このため、汚染を防止し適切な対策をとることが重要です。

土壌の汚染に係る環境基準について

　土壌については、環境基本法に基づき「人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」として、現在27項目の環境基準が定められています。
　また、科学的な知見の集積により、適宜見直しが行われています。
　土壌の汚染に係る環境基準には、土壌の水質を浄化し地下水を涵養する機能を保全することを目的とした溶出試験による基準と、食料を生産する機能を保全することを目的とした農用地基準があり、汚染の有無を判断するとともに、汚染の改善対策を講ずる際の目標として用いられています。

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（一社）香川県薬剤師会検査センター