■浴槽水の衛生管理
近年、浴槽水が原因でレジオネラに感染した事例が発生し、衛生管理を適正に行うことが求められています。
管理者はレジオネラ症の発生を防止し、利用者が安心して入浴出来るよう、衛生管理を徹底しなくてはなりません。
■レジオネラについて
<レジオネラ属菌とは>
自然界の土壌と淡水に生息する菌であり、一般に20〜50℃前後で繁殖します。
アメーバなどの原生動物の体内で増殖するため、これらの生物が生息する生物膜(バイオフィルム)の内部に保護されています。
<レジオネラ感染とは>
レジオネラ属菌の感染によりおこる疾患をレジオネラ症といい、レジオネラ肺炎と自然治癒型のポンティアック熱の2つの病型があります。
感染源としては給水・給湯設備、冷却塔水、循環式浴槽、加湿器、水景施設、蓄熱槽等が報告されており、感染経路として汚染水のエアロゾルの吸入のほか、汚染水の吸引、嚥下・経口感染等が考えられます。(新版レジオネラ症防止指針より抜粋)
公衆浴場をはじめ、病院、老人デイサービスセンター等では、定期的に水質検査を実施することが定められています。
当センターでは、浴槽水規格検査やレジオネラ菌の検査を行っております。お気軽にお問合せください。(検査容器の貸出、引取り等についても、ご相談ください)
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